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わざわざ×暮らしかた冒険家 たった2カ月でネットショップをリニューアルするまで

いつも画面越しに見ているネットショップのむこうには、
想いのつまった"モノ"とそれを届ける""たちがいます。
このコーナーでは、知られざる商品開発ストーリーや
お店の裏側に迫る現場レポートをお届けします。
長野県東御市(とうみし)にある、パンと暮らしの道具を販売するお店「わざわざ」。2015年9月にネットショップを大きくリニューアル。前回のインタビューに続き今回は、店主の平田はる香さんとサイトのデザイン構築を担当した暮らしかた冒険家の池田秀紀さん&伊藤菜衣子さんに、リニューアルの背景について詳しくお話を伺いました。

実店舗に訪れるような気持ちになれる優しさ溢れるサイトへ変えたい。

「わざわざ」のネットショップは、いつスタートしたんですか?

平田さん:5年前にスタートしました。昨年の8月まで大きくデザインを変えたことはありません。これまでサイトは一人で作ってきました。

画像:リニューアル前のネットショップのデザイン

(リニューアル前のネットショップのデザイン)

なぜこのタイミングでネットショップをリニューアルしたんですか?

平田さん:TumblrやFacebookなどを使ってバラバラに情報発信をしていたので、どうにか1本化したいなと思っていたんですが、一人の力じゃ技術的に難しかったんです。そんなとき、たまたま暮らしかた冒険家の二人に出会いました。

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わざわざ店主・平田はる香さん

昨年の春に「次のステップへ行くためにも、ネットショップをどうにか変えていきたい!」って想いをFacebookに投稿したら、さいちゃん(菜衣子さん)が「わたしたちのこと、呼びました?」ってコメントくれたんだよね(笑)

菜衣子さん:そうそう、それをきっかけに依頼をもらって。

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平田さんの赤ちゃんと、暮らしかた冒険家・伊藤菜衣子さん

平田さん:何でも自分だけでがんばろうとせず信頼できるプロに依頼したら次の段階へいける!と確信して、思い切ってお願いしたんです。ネットショップに訪れるお客様がわざわざの実店舗に訪れるような気持ちになれる、優しさ溢れるサイトを作りたいですって、二人に伝えました。

池田さん:平田さんが最初から誰かに頼まず試行錯誤の上に作ってきたネットショップだからこそ、大事にしてきたこと・やりたかったけどどうしてもできなかったことが、はっきりとしていました。だからこそ、僕たちがやるべきことが明確で、制作していて気持ちがよかったです。

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暮らしかた冒険家・池田秀紀さん

 

打ち合わせ1回、たった2カ月でのリニューアル。

今回のサイトはベースがSNSサービス「Tumblr」になっていますね。


平田さん:たしか…雑誌「Web Designing」のTumblr特集に池田さんが出てたんだよね。それを見て「Tumblrいけてるなあ!」と思って、ブログからTumblrでの情報発信に変えたんです。実際に使ってみてすごく気に入ったから、今回のリニューアルも「Tumblrをベースにしたい」と提案しました。

暮らしかた冒険家のお二人は主に北海道を活動拠点としていましたが、北海道と長野でどんなふうに打ち合わせや制作を進めたんですか?

平田さん:実は対面での打ち合わせは一回しかしていません。昨年の7月初旬に二人が1泊2日で自宅に来てくれて、そのときにだいたいの構想を決めました。二人が家の窓ガラスにホワイトボードになるシートを貼って打ち合わせを始めたのでびっくりしました。すごいですよ、この「どこでも会議室システム」。(笑)

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池田さん:平田さんちの庭を背景に打ち合わせしました。(笑)その打ち合わせ以外は、基本グーグルドキュメントでやりとり。デザインから開発までを自分が担当して、写真とウェブ全体のディレクションは菜衣子が担当しました。

どれくらいの時間で作り上げたんですか?

池田さん:2カ月くらいですね。途中、平田さんが出産していますから、実質1カ月くらいかもですが。

菜衣子さん:結構早くできたよね。でも、どんなにおしゃれな見た目でも売れなきゃネットショップの意味がないので、メニューや導線、スマホからの見た目などかなり工夫しています。

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平田さん:すごくいいかんじに仕上げてくれたから「カラーミーショップ大賞とれるんじゃないか!?」ってテンションあがっちゃいました。(笑)

正直一人で経営しているとリサーチしてデータを集めて考えに考え抜いても、ふとした拍子にこれでいいのかな?という迷いが出たりします。今回チームを組んでリニューアルをしたことで、自分が感じてたものにオッケーを出してもらった感じがして、この部分を突き詰めていけばいいんだ!という自己肯定感が確立されて、ちょっとだけ自信が持てました。

 

写真のクオリティを上げるために教わった2つのこと。

写真の雰囲気も今回のリニューアルでガラリと変わりましたね。

菜衣子さん:今回、平田さんからもうひとつ受けていたのが「写真のクオリティを上げたい」という相談でした。そもそもカメラ選びの相談を受けたんですけど、まずは写真の現像と撮影環境の整備を奨めましたね。

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平田さん:商品写真はこれまで全て一眼レフで撮影していましたが、もっといいカメラで撮れば写真がよくなるのではないかと思い「カメラを買いたくて」と相談したら、その前にやることがあるよ!ってさいちゃんに突っ込まれて。(笑) それで写真現像に必要なソフトの使い方を教えてもらったんですけど、仕上がりがこれまでと全く違うのでびっくりしました。

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菜衣子さん:2枚のベニヤ板にペンキを塗って貼り合わせた簡易撮影スタジオを作るのも奨めました。3000円くらいで作れるんですけど、これがあるだけで商品の見栄えがだいぶ変わります。カメラに関しては、平田さんがお腹に赤ちゃんがいるのに台にのぼって写真撮ろうとしたりするから、広角で撮影できるレンズを教えてあげました。(笑)

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平田さん:ネットショップには、まだ以前に撮影した商品写真がいっぱい残っているので、今年は商品写真をすべて撮影しなおしてクオリティを上げていきたいです!

 

まわりを幸せにするためにも、もっともっと拡大していきたい。

そういえば、今回のリニューアルでロゴも変わりましたね!

池田さん:もともと、こないだまで使ってたロゴは僕が描いたものなんです。「わざわざのロゴ、ある?」って平田さんに聞いたら「ない」って言われて、急遽用意したんです。(笑)

菜衣子さん:これからネットショップをガンガンやっていくなら、ロゴは必要だ!って言って、ちょうど平田さんと打ち合わせに行ったついでに、遊びに来てくれた松本在住のウチダゴウさんがぴったりだ!と思って紹介したんです。「シュトレンを買い損ねた!」とかねてからわざわざファンだったゴウさんが言うので、シュトレンと交換で描いてもらいました。タイミングが最高でした(笑)

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変化といえば、SNSの投稿に英語翻訳もつき始めましたが…何か理由があるんですか?

平田さん:アメリカに留学している学生さんがから取材をしたいと連絡をもらったことがあって、それ以来何度かやりとりしていました。ちょうどそのとき、InstagramとTumblrの海外フォロワーさんに向けてどうにかメッセージを届けられないかなと思っていたので、試しに翻訳をお願いしてみました。

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グーグルドキュメントをつかって翻訳してもらっているので、彼女とはまだ対面ではまだ会ったことがありません。ですが思惑どおり、翻訳に対して海外フォロワーさんから反応があって嬉しい限り! いつか海外の方へ向けて販売するときの準備もかねて、これからも続けていきたいです。

最後に「わざわざ」の今後の目標を教えてください。

平田さん:雇用や地域還元を考えると、販売数を上げていきたいというのは一つの目標でもあります。

池田さん:わざわざにとって「売れること」が幸せなの?

平田さん:すごい直球な質問!(笑)いや「規模拡大していくのが本質なのか?」というとちょっと違くて。利益を人材や設備工事に投資していくことで、地域にお金が落ちていく。たとえば施工してもらう業者さんに工事を発注したり、地域の農家さんのものをたくさん売ることで活気づいてきたり、売れた先の地域還元に意味があるんですよね。

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平田さん:わざわざが繁盛することが、地域やスタッフ、家族の幸せならば、できる範囲で成長させていきたいと考えています。そう考えています。

今後の「わざわざ」の活躍がますます楽しみになりました! 今日はお忙しいところ、ありがとうございました!

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インタビュー前編はこちら
 

今回ご紹介したショップ
わざわざ
パンと日用品、本当によいと思うものだけを。長野県東御市にある薪窯で焼いたパンと暮らしの道具を販売する小さなお店。

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